副業ブログが続かない原因は?挫折を防ぐ運営ルールと習慣化のコツ

仕事を終えた40代の会社員が月2本のブログ運営計画を机上で確認している場面 未分類

副業ブログが続かない最大の理由は、意志の弱さより、成果前の無反応期間を支える運営ルールがないことです。

元記事が示した10の原因を一つずつ確認するとともに、成功例の数字をそのまま目標にせず、月2本から続ける現実的な方法を整理します。

なお、私はブログ収益の成功者として語るのではなく、公開資料と複数の運営事例を比較するリサーチャーの立場から分析します。

副業ブログが続かない元記事では何が語られた?

元記事の結論は、ブログには挫折しやすい要因が多いため、目的や更新本数を先に決め、小さく作業する必要があるというものです。

今回の元ネタは、ロリポップ!レンタルサーバーのメディアに掲載された、國富竜也氏による「700日継続した僕が解説!ブログが続かない10の理由と対策5つ」です。

初回公開日は2020年8月5日で、記事上では2025年11月28日の更新日も表示されています。國富氏は、本業でWebメディアの編集長を務めながら、「副業コンパス」を運営していた人物として紹介されています。ロリポップ!レンタルサーバー

元記事が挙げた対策は、次の5つでした。

  • ブログをやる理由を明確にする
  • 毎月執筆する本数を決める
  • ベイビーステップを実践する
  • 記事管理シートを作る
  • ブログ仲間を作る

どれも派手な裏技ではありません。

重要なのは、モチベーションを上げる方法ではなく、モチベーションが低い日でも作業を再開できる形にすることです。

「副業コンパス」の収益推移はどう公表された?

元記事では、國富氏がXに投稿した「副業コンパスの売上」として、次の推移が掲載されています。

運営期間 元記事に掲載された金額
1〜8か月目 0円〜9,000円
9か月目 3万円
10か月目 7万円
11か月目 14万円
12か月目 23万円
18か月目 37万円
21か月目 148万円
24か月目 216万円
25か月目 484万円

また、2020年2月29日の投稿として、給料40万円、副業のブログ504万5,785円、その他10万円という内訳も紹介されています。ロリポップ!レンタルサーバー

ただし、この数字を読む際には注意が必要です。

月別推移は「売上」、別の投稿では「副業(ブログ)」という表現が使われていますが、広告の発生報酬なのか確定報酬なのか、経費を差し引いた利益なのかまでは元記事で明示されていません。

税金、外注費、サーバー費、ツール費などを引いた手取り額とも限りません。

さらに、本人による公表値を元にした一人の事例であり、第三者による監査済みの統計ではありません。

したがって、24か月続ければ216万円、25か月続ければ484万円になるという意味ではありません。

むしろ40代の副業会社員が注目すべきなのは、後半の大きな数字ではなく、最初の1〜8か月は売上が0円〜9,000円だったと公表されている点です。

成果が見えない期間に作業を続ける難しさこそ、元記事が伝えた中心部分だと私は考えます。


副業ブログが続かない10の原因とは?

元記事が挙げた10の原因は、目的、期待、知識、作業負担、比較の問題に整理できます。

似た項目もありますが、それぞれ手が止まる場面が異なるため、10項目を省略せず確認します。ロリポップ!レンタルサーバー

1.ブログを運営する目的が明確ではない

「副業をしたい」「ブログなら始めやすそう」という理由だけでは、更新を続ける判断基準がありません。

仕事が忙しくなったとき、何のために睡眠や休日の一部を使うのか分からなければ、ブログの優先順位は下がります。

目的は壮大である必要はありません。

「物販で調べたことを記録する」「自分と同じ失敗をする人を減らす」「文章とリサーチの練習をする」など、収益がなくても残る目的が必要です。

2.稼ぐことだけが目的になっている

副収入を目的にすること自体は、不自然ではありません。

しかし、収益だけを成果とすると、報酬が発生しない月の作業は、すべて無駄に見えてしまいます。

ブログでは、テーマ選定、検索キーワード調査、情報収集、構成作成、執筆、入稿、修正といった作業が先に発生します。

報酬は、その作業の直後に支払われるものではありません。

文章力、調査力、専門知識、仕事の実績提示など、収益以外の回収先を一つ持っておく方が、途中で投げ出しにくくなります。

3.収益が出る時期を早く見積もっている

元記事では、ブログ収益が生まれるまで半年〜1年ほどかかる場合があり、さらに長引く可能性にも触れています。

ただし、これは國富氏の経験に基づく目安であり、すべてのブログに共通する期限ではありません。ロリポップ!レンタルサーバー

テーマの需要、競合の強さ、運営者の経験、記事の質、集客経路、紹介商品の有無によって結果は変わります。

「半年続ければ収益化できる」と考えるのではなく、少なくとも短期間では判断しにくい事業であると理解する方が正確です。

4.アクセス数がなかなか増えない

記事を公開しても、最初はほとんど読まれないことがあります。

元記事では、「副業コンパス」の2018年2月から12月までのPV推移を示し、記事を書き始めてから数か月はアクセスが伸びにくかったと説明しています。ロリポップ!レンタルサーバー

ただし、「新規ドメインなら3か月で伸び始める」と決まっているわけではありません。

検索順位は、サイトの運営期間だけでなく、検索意図との一致、競合状況、情報の信頼性、内部リンクなど、複数の要素に左右されます。

アクセス数が少ない時期ほど、数字を見る回数を増やすのではなく、公開できる記事と改善できる記事を増やす必要があります。

5.集客と収益化の仕組みを理解していない

元記事は、集客方法として検索エンジンとSNS、収益化方法としてアフィリエイトとGoogle AdSenseを挙げています。ロリポップ!レンタルサーバー

ここで見落としやすいのは、読まれる記事と収益につながる記事の役割が異なる場合があることです。

検索数の多い疑問に答えてアクセスを集めても、読者が次に必要とする情報がなければ、収益にはつながりにくくなります。

一方、商品を紹介する記事だけを増やしても、読者の疑問に十分答えていなければ、そもそも訪問してもらえません。

記事を書く前に、最低限、次の二つを分けて考える必要があります。

  • この記事は、誰のどんな疑問に答えるのか
  • 読み終えた人は、次に何を知る必要があるのか
※画像はAIによるイメージ

6.完璧な記事を求めすぎている

元記事では、完成度を7割ほどと考えて先に進み、3か月後に改善するという國富氏の考え方が紹介されています。ロリポップ!レンタルサーバー

この考え方は、事実確認まで7割でよいという意味ではありません。

数字、固有名、引用内容、商品の条件、法律に関わる表現は、公開前に確認する必要があります。

一方で、語尾、装飾、言い回し、見出しの微調整を延々と続けても、読者に届かなければ反応を検証できません。

私なら、事実確認は省かず、表現の磨き込みは7割で公開すると分けます。

公開後に直せる部分と、間違えると読者に不利益を与える部分を同じ基準で扱わないことが大切です。

7.近道や唯一の正解を探しすぎている

ブログには、テーマ、文字数、記事数、更新頻度、収益化方法について、さまざまな成功例があります。

そのため、「最も効率のよい方法を見つけてから始めよう」と考えやすくなります。

しかし、読者、テーマ、運営時間が異なれば、最適な方法も変わります。

高額な教材を次々に買ったり、運営方針を毎週変えたりすると、知識は増えても公開記事は増えません。

近道を探す時間に上限を設け、一定期間は同じ方法を試してから判断する方が堅実です。

8.正解が分からず手が止まっている

ブログでは、公開するまで答えが分からない問題が多くあります。

選んだキーワードが適切か、構成が読者に合っているか、紹介方法が伝わるかは、実際の反応を見なければ判断できません。

正解が分からない状態で進むのは不安ですが、これは初心者だけの問題ではありません。

確認できる事実は調べ、残った不確実な部分は仮説として公開し、後からデータで修正する必要があります。

「正しいと分かってから動く」のではなく、間違いを直せる状態で小さく動くことが現実的です。

9.執筆作業そのものが重い

一つの記事を公開するまでには、想像以上に多くの工程があります。

特に初心者は、キーワード調査をしながら文章を書き、途中で画像を探し、WordPressの操作も調べるため、作業が頻繁に中断します。

この状態で「今日は記事を1本書く」と決めると、開始前から負担を感じます。

記事単位ではなく、調査、構成、執筆、確認、入稿に分ける必要があります。

一日に完成させるのではなく、複数日に分けて完成させても、公開結果は変わりません。

10.他人の成果に左右されている

SNSでは、短期間で成果が出た人の報告が目立ちます。

ただし、文章経験、Webマーケティングの知識、作業時間、外注費、過去サイトの有無までは、投稿だけでは分かりません。

結果だけを比べると、経験者の25か月目と、自分の2か月目を同じ条件として扱うことになります。

他人の実績は方法を学ぶ資料にはなりますが、自分の能力を否定する材料には向きません。

比べるなら、売上額ではなく、調査から公開までに何時間かかったか、先月より迷う工程が減ったかを見る方が、次の行動につながります。


ブログの継続率と収益データはどう読むべきか?

ブログに関する統計は、調査年、対象者、継続の定義を確認しなければ、実態と異なる印象を与えます。

特に「ブログは9割が続かない」という表現は、確かな最新統計としては扱えません。

総務省の調査は現在の副業ブログ継続率ではない

ブログの継続率を説明する際、総務省情報通信政策研究所の「ブログの実態に関する調査研究」が頻繁に引用されます。

調査結果は2008年7月に公表され、報告書シリーズは2009年3月に刊行されています。そのため、「2009年の調査」とだけ書くと、実施時期と報告書の刊行時期が混同されます。INTERNET Watch+1

この調査では、登録者数上位20のブログサービスを対象にクローラー調査を行い、2008年1月時点で国内ブログを約1,690万、月1回以上更新されているアクティブブログを約300万と推計しました。

さらに、2008年2月15日から18日に、15歳以上のブログ開設経験者2,351人を対象とするアンケートも実施しています。INTERNET Watch

よく引用される「1年後30%、2年後10%、3年後3%」という数字も、現在の副業ブロガーを数年間追跡した調査結果ではありません。

調査対象には日記ブログや無料ブログサービスの利用者も含まれ、継続の基準は月1回以上の更新です。

したがって、この数字を「現在、WordPressで副業ブログを始めた人の離脱率」として使うことはできません。

読み取れるのは、当時も開設されたブログの多くが、定期更新されていなかったという範囲です。

2023年のアフィリエイト調査で分かること

特定非営利活動法人アフィリエイトマーケティング協会の「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2023」は、2023年5月16日から30日に実施されました。

対象は国内主要ASPの会員アフィリエイターで、インターネット上の無記名アンケートによる有効回答数は1,114件です。affiliate-marketing.jp

1か月のアフィリエイト収入は、次のように集計されています。

  • 収入なし:26.8%
  • 1,000円未満:14.4%
  • 1,000円以上5,000円未満:8.3%
  • 5,000円以上1万円未満:4.5%

合計すると、回答者の54.0%が月1万円未満または収入なしでした。affiliate-marketing.jp

この結果から、アフィリエイトに登録すれば早期にまとまった収入を得られる人ばかりではないことは分かります。

ただし、調査対象は副業ブログ運営者だけではありません。SNS、複数サイト、専業運営者などが含まれる可能性があります。

また、活動年数は、1年未満29.7%、1年以上2年未満16.2%、2年以上3年未満13.6%、5年以上10年未満15.1%、10年以上10.6%でした。affiliate-marketing.jp

これは回答者の構成であり、同じ人を追跡した継続率ではありません。

「1年未満の人が多い」「年数が延びると割合が下がる」という数字だけから、何割が撤退したかを計算することはできません。

元記事にある「9割以上が続いていない印象」「100記事まで到達するのは100人中2〜3人かもしれない」という表現も、國富氏がSNSを見た印象として述べたもので、調査結果ではありません。ロリポップ!レンタルサーバー

数字は強く見えますが、母数と調査方法がなければ、判断材料としての強度は下がります。


月2本から続ける副業ブログの運営ルール

副業ブログを続けるには、「できるだけ書く」ではなく、少ない本数でも運営が途切れない基準を決めます。

元記事では週2本、月8〜10本という目安が紹介されていますが、本業や家庭のある40代がそのまま採用する必要はありません。ロリポップ!レンタルサーバー

最低・標準・上限の3段階に分ける

私が堅実だと考えるのは、目標を一つに固定せず、次の3段階に分ける方法です。

  • 最低ライン:月2つの公開成果
  • 標準ライン:月4つの公開成果
  • 上限ライン:月6つまで

公開成果には、新規記事だけでなく、古い記事の大幅な更新も含めます。

例えば、最低ラインは新規記事1本と更新記事1本でも構いません。

標準ラインは、新規記事2本、更新記事2本です。

上限を決める理由は、調子のよい月に作業量を増やしすぎて、翌月に疲れを残さないためです。

一時的に月10本書いて止まるより、月2本を半年続けた方が、12本の公開結果を確認できます。

一つの記事を7工程に分ける

記事を一日で完成させようとすると、まとまった時間が必要になります。

次のように分ければ、平日に15〜30分しか取れない日でも進められます。

  • 1日目:検索する読者の疑問を一つ決める
  • 2日目:一次情報と参考資料を確認する
  • 3日目:見出し構成を作る
  • 4日目:本文の前半を書く
  • 5日目:本文の後半を書く
  • 6日目:数字、固有名、引用元を確認する
  • 7日目:スマートフォン表示を確認して公開する

毎日実行する必要はありません。

一週間空いても、次の工程から再開できれば、下書きは前に進みます。

公開条件を先に決める

完璧主義を防ぐには、公開直前に感覚で判断せず、最初から条件を決めます。

  • タイトルと本文が同じ疑問に答えている
  • 冒頭に結論がある
  • 数字、日付、固有名を確認している
  • 情報源と自分の意見を分けている
  • 根拠のない収益保証や誇張がない
  • スマートフォンで読みにくい長文段落がない
  • 公開後の見直し日を設定している

すべての言い回しを磨き切る必要はありません。

ただし、読者が損をする可能性のある誤情報を「後で直せばよい」と残すのは避けます。

未完成記事は最大2本までにする

物販では、売れる見込みを確認せず仕入れを増やすと、在庫が資金と保管場所を圧迫します。

ブログにも、構成だけ作った記事、途中まで書いた記事という「仕掛かり在庫」があります。

未完成記事が10本あると、進んでいるように見えても、読者からの反応は一つも得られません。

そこで、執筆中の記事は最大2本までと決めます。

新しいテーマに着手する前に、どちらかを公開するか、書かないと判断して候補一覧に戻します。

着手数ではなく、完了数を管理する方法です。

※画像はAIによるイメージ

アクセス解析は月1回にまとめる

開始直後に毎日アクセス数を確認しても、記事の改善に使えるほどデータが集まっていない場合があります。

数字を見るたびに気持ちが揺れるなら、確認日を月末の1日にまとめます。

見る項目も増やしすぎません。

  • 検索結果に表示された記事はあるか
  • 前月より表示回数が増えた記事はあるか
  • 読まれている記事に共通点はあるか
  • 情報が古くなった記事はないか
  • 制作に時間がかかった工程はどこか

収益だけで良し悪しを決めず、次月の作業を一つ決めて終えます。

数字は自分を評価する成績表ではなく、次に直す場所を示す計器です。


副業ブログを習慣化するにはどうすればよい?

習慣化とは、毎日長時間書けることではありません。

疲れている日や忙しい週の後でも、作業を再開できることです。

作業開始の合図を一つ決める

「時間ができたら書く」では、開始時刻が決まりません。

すでに行っている生活習慣の直後に、短いブログ作業を

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