設備・ものづくり副業をブログで学ぶ|3Dプリンター・自販機・レザークラフト

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40代会社員が小さく試すなら、3Dプリンターかレザークラフトが現実的で、自動販売機は好立地を持つ人向けです。

公開価格と実践者の情報を同じ条件に置き直した試算では、初期費用はレザークラフト約3万円、3Dプリンター約5万円、自動販売機約40万円となりました。

ただし、以下の金額は平均収入ではありません。筆者が2026年7月27日に確認した公開価格を基に作成した、税引き前の小規模な収支モデルです。

3Dプリンター・自販機・レザークラフトを同じ条件で比較すると?

少ない資金で撤退しやすいのはレザークラフト、作業を再利用しやすいのは3Dプリンター、作業時間を抑えやすい可能性があるのは自動販売機です。

比較条件は、会社員が副業に使える時間を月20時間以内とし、店舗家賃や外注費をかけず、1人で小規模に運営するケースとしました。

比較項目 3Dプリンター副業 自動販売機副業 レザークラフト副業
想定する運営方法 定番商品を月8個販売 飲料を月200本販売 定番革小物を月6個販売
初期費用モデル 50,000円 400,000円 30,000円
月間売上モデル 28,000円 30,000円 27,000円
月間経費モデル 12,000円 22,000円 12,500円
月間固定費・積立相当 約1,500円 約5,000円 約500円
税引き前手残り 16,000円 8,000円 14,500円
月間作業時間 20時間 6時間 20時間
実質時給 800円 約1,330円 725円
初期費用の回収月数 約3.1か月 50か月 約2.1か月
仕事の再利用率 40% 25% 35%
撤退時の主な負担 本体・材料の売却や処分 撤去、運搬、在庫処分 工具・革・金具の処分

3Dプリンターは、販売価格3,500円の商品を月8個販売する設定です。材料費4,000円、販売手数料・送料6,000円、失敗造形・電気代・設備積立2,000円を差し引きました。

自動販売機は、freeeの記事に掲載された「1本150円、月200本、仕入れ単価75円、電気代2,000円」という試算を土台にしています。そこへ交通費・廃棄見込み2,000円、修理・撤去への積立3,000円を加えました。スモールビジネスを世界の主役に freee株式会社+1

レザークラフトは、販売価格4,500円の定番小物を月6個販売する設定です。革・金具6,000円、手数料・送料5,000円、梱包材・消耗品1,500円を差し引いています。

ここで注意したいのは、自動販売機の実質時給が高く見えても、最も有利とは限らないことです。

自動販売機は人が作業する時間こそ短いものの、40万円の資金を回収するまでにモデル上は50か月かかります。売れない場所へ設置すると、時間ではなく資金が長期間拘束されます。

反対にレザークラフトは実質時給が低めでも、初期費用を小さく抑えられます。受注を止めれば比較的早く撤退できるため、副業との相性を確認する「試運転」がしやすいのです。

この違いは、車に例えると分かりやすいでしょう。

自動販売機は燃費が良くても車両価格が高い大型車、レザークラフトは速度が遅くても小回りが利く自転車、3Dプリンターは設定次第で効率が変わる小型機械に近い副業です。


3Dプリンター副業は初期費用5万円で始められる?

家庭用の入門機は数万円台で購入できますが、販売を始めるには材料、工具、試作費、梱包費まで含めて約5万円を見ておく方が堅実です。

2026年1月9日に公開された「3Dプリンターは副業になる? 工場長が見てきたリアルな話」は、受託造形会社の工場長である「まー@3Dプリンタ×AI」さんが執筆した記事です。

同記事では、副業の始め方として、受注造形、オリジナル商品の販売、3Dモデルのデータ販売・設計代行が挙げられています。軽く始める場合の初期投資は5万〜10万円が目安とされ、Bambu Lab A1 miniやELEGOO Marsシリーズが機種例として紹介されています。Libecity Library+1

Bambu Lab日本公式ストアでは、2026年7月27日の確認時点でA1 mini本体が税込2万9,800円と表示されていました。価格やキャンペーンは変動するため、購入時には公式の販売条件を改めて確認してください。Bambulab Store

今回の初期費用5万円は、次のように組みました。

  • 3Dプリンター本体:29,800円
  • 最初の材料、工具、交換部品:想定12,000円
  • 試作失敗、梱包材などの予備費:想定8,200円

材料や工具の部分は筆者の収支モデルであり、特定のセット商品の価格ではありません。

商品によって必要な材料量、ノズル、接着用品、研磨用品、塗装用品が変わるため、本体価格だけで予算を決めないことが大切です。

3Dプリンターの利益を左右するのは設計時間

3Dプリンターは、完成品を注文後に作れるため、大量の在庫を持たずに販売できます。

一方、受注者がそのまま印刷できる3Dデータを持っていなければ、用途、寸法、形状、強度、素材を確認し、設計から始めなければなりません。

「3Dプリンターは副業になる?」では、簡単そうに見える製品でも、きちんと設計すると数時間かかることがあり、印刷代だけで数百円や1,000円程度にすると赤字になる可能性が指摘されています。Libecity Library

受注価格は、次のように分けて考えると採算を確認しやすくなります。

受注価格=材料費+失敗見込み+機械使用料+設計料+後処理料+販売経費

たとえば設計に2時間、打ち合わせに30分、後処理と梱包に30分かかるなら、人の作業は合計3時間です。

印刷機が6時間動いていても、人が作業した時間が自動的にゼロになるわけではありません。

特に避けたいのは、設計料を無料にして「材料費と印刷時間」だけで見積もる方法です。

設計や修正が発生する注文では、設計費を別項目として提示するか、一定回数を超える修正を追加料金にするなど、作業範囲を先に決める必要があります。

仕事の再利用率は40%を目標にする

この記事では、仕事の再利用率を次の式で計算します。

仕事の再利用率=次回以降にも使える作業時間÷初回の総作業時間×100

今回の3Dプリンターモデルでは、月20時間のうち8時間を、設計データ、商品写真、説明文、印刷設定など、次回の販売にも使える作業と仮定しました。

そのため、再利用率は40%です。

初回に20時間かかった商品でも、設計や販売ページを再利用し、2回目以降の作業を14時間に短縮できれば、手残り1万6,000円の場合の実質時給は約1,140円まで上がります。

反対に、注文ごとにゼロから形状を設計する受注ばかりでは、売上が増えても作業時間は減りにくくなります。

3Dプリンターの強みは「機械が勝手に作ること」ではありません。

一度作ったデータや設定を、条件を変えながら何度も使えることにあります。

※画像はAIによるイメージ

販売候補としては、特定の棚に合う収納部品、特定の機器に固定するアダプター、廃番部品の代替候補など、市販品では寸法が合いにくい小さな需要が考えられます。

ただし、キャラクター、ロゴ、他人が作成したデータ、既存製品のデザインを使う場合は、著作権、商標権、意匠権、データの商用利用条件を確認しなければなりません。

特許庁は、製品デザイン、ネーミング、ロゴ、技術などが知的財産権の対象になり得ると説明しています。メルカリも、知的財産権を侵害する商品を禁止出品物としています。特許庁+2メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ+2

食品に触れる物、発熱する機器の周辺で使う物、人体や重量物を支える部品については、素材名だけで使用可否を判断しない方がよいでしょう。

性能や安全性を確認できない用途の注文を断ることも、販売者に必要な判断です。


自動販売機副業は月3万6,000円の利益になる?

月3万6,000円という数字は、一定の販売数と利益率を置いた試算であり、電気代、移動費、廃棄、修理費を引いた最終的な手残りではありません。

株式会社朝日ビバレッジが運営する「じはんきや」は、2025年5月31日に「初心者でも始められる!自己運営型飲料自販機ビジネスの始め方」を公開し、2026年7月16日に更新しています。

同記事では、100円の商品が平均1時間に1本売れる場合、月720本、売上7万2,000円となり、利益率50%なら3万6,000円になるというモデルを紹介しています。月720本売れる場合、補充と清掃は週1〜2回程度が目安とされています。じはんきや

しかし、3万6,000円から次の費用が発生する可能性があります。

  • 自動販売機の電気代
  • 商品を運ぶ交通費
  • 賞味期限切れや売れ残り
  • キャッシュレス決済の手数料
  • 土地使用料や売上分配
  • 故障時の修理費
  • 本体、配送、設置費の回収
  • 補充、清掃、問い合わせ対応の時間

そのため、月3万6,000円は「一定の粗利率を置いたモデル」として読み、手取り額とは分けて考える必要があります。

自動販売機の初期費用40万円の内訳

freeeが2025年8月14日に公開した、公認会計士・税理士監修の記事では、自己管理する方式の初期費用として、中古自動販売機20万〜40万円、配送料3万〜5万円、設置工事費約1万円、土台工事費約1万円、電気工事費2万円以上という目安が示されています。電気代は月1,000〜4,000円程度です。スモールビジネスを世界の主役に freee株式会社+1

今回の40万円モデルは、次の内訳です。

  • 中古自動販売機:300,000円
  • 配送費:40,000円
  • 設置工事費:10,000円
  • 土台工事費:10,000円
  • 電気工事費:20,000円
  • 初回商品と釣り銭:20,000円

実際には設置場所、階段や段差、クレーン作業の有無、電源の状態、転倒防止工事によって費用が変わります。

「じはんきや」では中古機が22万円からと案内され、2026年7月の在庫例として、富士電機の20セレ薄型が49万5,000円、冷凍自動販売機が57万2,000円で掲載されていました。これらは本体の掲載価格であり、配送・設置を含む総額とは限りません。じはんきや

自販機の立地は5項目で点数化する

自動販売機は、機種選びより先に立地を確認する必要があります。

私は、購入前の候補地を次の5項目で点数化する方法が分かりやすいと考えます。

  • 購入できる店舗が近くに少ない
  • 通勤、待ち時間、休憩など滞在需要がある
  • 平日と休日、昼と夜の需要を確認できる
  • 自宅や商品の保管場所から近い
  • 所有者の許可、電源、安全な設置場所を確保できる

各項目を0点、1点、2点で評価し、合計10点にします。

6点未満なら本体を買わず、通行量や競合状況を追加で調べるという基準を置けば、「機械を買ったから場所を探す」という順番の逆転を防げます。

通行人が多くても、目の前にコンビニや安い自動販売機があれば、販売数が伸びないことがあります。

反対に通行量が少なくても、工場、倉庫、集合住宅、コインランドリーなど、一定時間滞在する人がいる場所では需要が生まれる可能性があります。

2025年11月10日の週刊女性PRIMEの取材では、落語家の錦笑亭満堂さんが、自動販売機の運営でナタデココ飲料やコーン茶が予想ほど売れず、価格を20円上げたことで売れ筋商品の動きが止まった経験を語っています。機械を置いた後も、商品構成と価格の検証が必要であることが分かる事例です。週刊女性PRIME

自動販売機は無人で販売できますが、運営まで無人になるわけではありません。

補充、清掃、釣り銭、売上回収、季節商品の入れ替え、故障連絡は人が担当します。遠方に設置すれば、売上より移動時間と交通費の方が重くなる可能性もあります。


レザークラフト副業の初期費用はいくら必要?

手縫いの定番小物から始めるなら、工具、革、金具、梱包用品を含めて約3万円が小規模な開始予算の目安です。

レザークラフト材料専門店ぱれっとでは、2026年7月27日の確認時点で、手縫い道具9点とガイドブックのセットが税込4,048円、12点セットが5,885円、標準的な手縫いセットが1万6,280円で販売されていました。【公式】レザークラフト材料専門店ぱれっと‐皮革・キット・工具等を販売+1

同店では、A4サイズの牛クローム革の掲載例が1枚1,925円、直径13ミリのバネホック20個が902円でした。革の価格は種類、厚さ、仕上げ、サイズによって大きく変わります。【公式】レザークラフト材料専門店ぱれっと‐皮革・キット・工具等を販売+1

今回の初期費用3万円は、次の構成です。

  • 標準的な手縫い工具セット:16,280円
  • A4サイズの革4枚:7,700円
  • 金具20個:902円
  • 梱包材、背景紙、消耗品など:想定5,118円

写真撮影には、最初から高価なカメラを購入する必要はありません。

ただし、革の色、厚み、縫い目、収納量、手に持った大きさが分かる写真を用意する必要があります。購入者は実物に触れられないため、写真と説明文も商品の一部です。

月4万〜5万円が残った個人事例の条件

鶴革工房の鶴川さんは、2022年6月10日に公開した「副業のレザークラフト|オーダーメイドメインは失敗しやすい!?」で、会社員をしながら革製品を販売した経験を紹介しています。

鶴川さんは2010年に独学でレザークラフトを始め、2014年から2017年ごろには、Facebook、ヤフオク、ブログを通じて毎月のように注文を受けていました。

当時の年間売上は平均100万円前後、手元に残る金額は月4万〜5万円ほどだった一方、毎朝3時に起き、出勤前の2〜3時間を制作に使っていたと記しています。鶴革工房/革職人の格闘ブログ

この事例は、レザークラフト副業の平均収入を示すものではありません。

月4万〜5万円という結果だけでなく、独学開始から受注が増えるまで約4年かかったことや、早朝作業を日常的に続けていた条件まで一緒に見る必要があります。

フルオーダーは定番品より実質時給が下がりやすい

鶴川さんは、多い顧客では制作開始までに50回以上メールで打ち合わせをしたと書いています。

また、時間やコストに見合わない金額で受注したこと、オーダーメイド対応に追われて自分のブランドを育てにくかったことを振り返っています。2022年6月末には約7年間利用したヤフオクショップを休止し、BASEとminneでの定番販売へ注力するとともに、フルオーダーの受付終了を表明しました。鶴革工房/革職人の格闘ブログ

今回の定番品モデルでは、月20時間のうち7時間を、型紙、制作手順、商品写真、説明文など、次回にも使える作業としました。

仕事の再利用率は35%です。

一方、フルオーダーで打ち合わせ、見積もり、型紙作成、修正に月6時間が追加され、手残りが同じ1万4,500円だった場合、作業時間は26時間になります。

このときの実質時給は約558円です。

オーダーメイドの価格は、材料費だけでなく、追加作業を次の式で反映する必要があります。

オーダー追加料金=打ち合わせ時間+設計時間+試作時間+修正時間に対する作業料

オーダー内容が決まってから材料を購入できる点は、売れない完成品を抱えにくいという利点があります。

ただし、毎回異なる商品を作ると、型紙や制作工程が次の注文で使えず、仕事が何度も最初に戻ります。

レザークラフト副業を長く続けるなら、フルオーダーだけに寄せず、定番品、色変更、名入れなど、再利用できる範囲を残す方が運営しやすいと私は考えます。

たとえば形状は固定し、革の色を3種類、金具を2種類から選べるセミオーダーにすれば、購入者の選択肢を残しつつ、型紙と制作工程を共通化できます。

minneの利用規約では、販売者が第三者の知的財産権を侵害しないことを求めています。市販の型紙や第三者のデザインを使う場合は、商用利用や販売の可否を確認してください。minne byGMOペパボ


40代会社員は3つの副業をどう選べばよい?

期待できる月収ではなく、失って困る資金、毎月使える時間、繰り返し使える作業の割合で選ぶことが重要です。

40代は本業で任される仕事が増えやすく、家庭の予定や体力面も無視できません。

早朝や深夜を削れば一時的に作業時間は増やせますが、その状態を何年も続ける前提の収支は、再現性が低くなります。

3Dプリンターが向いている人

3Dプリンターは、次の条件に当てはまる人に向いています。

  • パソコンで寸法や形状を考えることが苦にならない
  • エラーの原因を一つずつ確認できる
  • 小さな改善を何度も繰り返せる
  • 市販品が満たしていない細かな需要を探せる
  • 自宅に機械を置く場所を確保できる

販売したい物が決まっていない段階で、複数台や高価格帯の機種を買う必要はありません。

まず1台で自分用の物を作り、設計、試作、後処理に何時間かかるかを測る方が先です。

自動販売機が向いている人

自動販売機は、次の条件を満たす人が候補です。

  • 自分や家族が管理する土地に設置候補がある
  • 電源と安全な設置スペースを確保できる
  • 商品保管場所がある
  • 車で短時間に補充できる
  • 初期費用が数年間戻らなくても生活に影響しない

良い土地を持っていない人が、先に中古機を買うのは勧めにくい選択です。

自動販売機は「商品を売る機械」ですが、利益を生むのは機械ではなく、設置場所と補充ルートだからです。

レザークラフトが向いている人

レザークラフトは、次の条件に当てはまる人に向いています。

  • 手を動かす作業を楽しめる
  • 縫い目や仕上げの改善を続けられる
  • 写真撮影や説明文にも取り組める
  • 注文数を自分で制限できる
  • 定番商品を育てる意識がある

工具を一度に増やしすぎず、カードケースや小銭入れなど、少ない材料で試せる物から始める方法が現実的です。

革や金具の種類を増やすほど商品展開は広がりますが、同時に材料在庫と管理の手間も増えます。

購入前に決める撤退ライン

副業では、始め方だけでなく、やめる条件も決めておく必要があります。

少なくとも3か月は、次の数字を記録してください。

  • 売上から全経費を引いた税引き前手残り
  • 問い合わせや移動を含む総作業時間
  • 失敗、廃棄、作り直しに使った金額
  • 次回にも使える設計、型紙、写真、販売データ
  • 初期費用を回収できるまでの残り月数
  • 本業、睡眠、家庭への影響

3か月後も実質時給が自分で決めた最低ラインを下回り、再利用できる商品や作業が増えていないなら、値上げ、商品変更、立地変更、受注停止を検討します。

続けること自体を目的にすると、設備や材料を買い足すことで問題を先送りしがちです。

赤字の仕組みを大きくしても、黒字にはなりません。


考察|利益の出やすさは実質時給・回収月数・再利用率で決まる

ここからは、公開情報と筆者が作成した収支モデルを踏まえた私見です。

3つの副業を比べるとき、売上や作業時間だけでは結論が出ません。

見るべき数字は、次の3つです。

  • 実質時給:自分の時間がいくらの手残りを生んだか
  • 回収月数:投じた資金が戻るまで何か月かかるか
  • 仕事の再利用率:一度行った作業を次の販売でも使えるか

自動販売機は、今回のモデルでは実質時給が約1,330円と最も高くなりました。

しかし、初期費用の回収には50か月かかります。立地が悪化した場合には、撤去と移設にも費用がかかるため、資金面の柔軟性は低めです。

レザークラフトは、実質時給が725円と低い一方、初期費用は3万円で、回収月数は約2.1か月です。

売れなければ道具の追加購入を止められるため、損失の上限を管理しやすい特徴があります。

3Dプリンターは両者の中間です。

初期費用は約5万円、モデル上の回収は約3.1か月で、一度作った設計データや印刷設定を再利用しやすい点に強みがあります。

ただし、家庭用機器の価格が下がり、使いやすさが向上するほど、同じような商品を販売する人も増えると考えられます。

参入が簡単になることと、利益が出やすくなることは同じではありません。

レザークラフトも、制作技術だけで差がつくとは限りません。

写真、説明文、ブランドの統一感、納期、問い合わせ対応まで含めて選ばれるため、作品を作る時間と販売する時間を分けて管理する必要があります。

自動販売機では、機種の性能よりも、商品別、曜日別、時間帯別の販売データが重要になります。

記録を残せば、売れない商品を減らし、補充頻度を調整し、無駄な移動を減らせます。記録を残さなければ、翌月も勘だけで仕入れることになります。

個人的には、40代の会社員が最初に選ぶなら、撤退費用が小さいレザークラフトか、設計や機械が好きなら3Dプリンターが現実的だと考えます。

自動販売機は、すでに候補地を持ち、現地の需要を確認できる人が検討する順番です。

今回、筆者は3分野の実機運営者として収益を報告しているわけではありません。

2026年7月27日に、Bambu Lab日本公式ストア、レザークラフト材料専門店ぱれっと、じはんきや、freee、リベシティノウハウ図書館、鶴革工房の記事を確認し、価格と作業条件を同じ月次形式へ置き直しました。

追跡できない運営者不明の記事や、条件を確認できない報酬額は比較表の根拠から外しています。

実際の売上、材料費、販売手数料、電気代、設置費は商品、地域、契約、販売時期で変わります。購入や契約を行う前には、販売会社、設置業者、利用するプラットフォーム、公的機関の最新情報を確認してください。


まとめ|最初に買うべきなのは設備ではなく判断材料

3Dプリンター副業は約5万円から試せ、設計データを再利用できれば作業効率を高めやすい一方、設計料や失敗造形を価格へ反映する必要があります。

自動販売機副業は人の作業を減らせる可能性がありますが、今回のモデルでは初期費用40万円、税引き前手残り月8,000円、回収期間50か月となりました。機械を買う前の立地調査が欠かせません。

レザークラフト副業は約3万円から始められますが、制作、撮影、出品、打ち合わせを含めると実質時給が下がりやすくなります。フルオーダーだけでなく、型紙や写真を再利用できる定番商品を育てる視点が重要です。

どの副業でも、最初の目標を月収額だけにしない方がよいでしょう。

まずは総作業時間、手残り、回収月数、仕事の再利用率を3か月記録することです。

地味な確認を省かないことが、結局いちばんの近道です。


よくある質問

3つの副業で初期費用が最も少ないのはどれですか?

今回の小規模モデルでは、レザークラフトが約3万円、3Dプリンターが約5万円、自動販売機が約40万円です。

レザークラフトと3Dプリンターは、工具や機械を増やさずに試しやすい一方、自動販売機は配送、設置、電源工事まで含めた総額で判断する必要があります。

実質時給が高い自動販売機を選ぶべきですか?

実質時給だけでは決められません。

今回の自動販売機モデルは作業時間が月6時間と短い一方、初期費用の回収に50か月かかります。立地が悪い場合の撤去費や、資金が長く拘束される点も含めて判断してください。

会社員は副業に月何時間必要ですか?

最初は月20時間以内に収まる規模を勧めます。

制作だけでなく、設計、問い合わせ、移動、撮影、梱包、清掃、記帳まで時間を測り、本業や睡眠を圧迫しない範囲で受注数を調整することが大切です。

執筆:黒田 慎一(堅実派のせどり・物販リサーチャー)

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