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アフィリエイトが向いていないと感じるなら、無理に続けなくても、あなたに合う副業は他に十分あります。
「副業といえばアフィリエイト。でも、自分には向いていない気がする」——もしそう感じているなら、まずはこの結論を持ち帰ってください。
この記事では、アフィリエイトが「向いていない人」の特徴を整理したうえで、専門家の見解と2025〜2026年時点の相場をもとに、アフィリエイト以外でおすすめの副業7つを、月収の目安つきで落ち着いて紹介します。
なぜ今「アフィリエイト以外の副業」を探す人が増えているのか?
アフィリエイトは収益化まで時間がかかりやすく、「今すぐ、確実に対価がほしい」人には他の副業のほうが合いやすいからです。
数字でも、副業への関心は静かに高まっています。労働政策研究・研修機構(JILPT)の2024年の調査では、仕事をしている人のうち副業をしている人は6.0%(男性5.1%・女性7.4%)でした。
一方で厚生労働省の資料を見ると、副業を「希望する」人は年々増える傾向にあるのに、実際に副業をしている人の割合はほぼ横ばい、というねじれも見えてきます。
これは筆者の読み方ですが、「やってみたいけれど、どれを選べばいいか分からず踏み出せていない」人がかなり多い、ということだと考えられます。副業をする理由も「収入を増やしたいから」が54.5%で最多でした。
その「最初の一歩」でつまずきやすいのが、実はアフィリエイトです。
副業ランキングを発信するブロガーのきぐち氏は、著書『ブログで5億円稼いだ方法』(ダイヤモンド社/2021年刊)を出し、A8.netのアフィリエイターランキングで1位を獲得した実績を持つ人物です。
そのきぐち氏でさえ、ブログ・アフィリエイトについて「ほとんどの人は月1万円以下」で、月5000円を稼ぐまでの道のりが長い、と率直に書いています。
マネーフォワード クラウド確定申告の記事(税理士・花井麻里氏監修、2026年1月27日更新)でも、ブログ・アフィリエイトは成果が出るまで最低半年〜1年は地味な記事更新が必要、と位置づけられています。
つまりアフィリエイトは、軌道に乗れば資産になり得る一方で、序盤は「無給に近い期間」が長く続く副業だということです。
ここに耐えられるかどうかが、向き・不向きの分かれ目になります。この「時間差」を知らずに始めて挫折する人が多いのが実情だ、と筆者は見ています。
アフィリエイトが向いていない人の特徴とは?【5つのタイプ】
では、具体的にどんな人が向いていないのか。ここは正直にお伝えします。
- すぐに収入が必要な人:今月の生活費を補いたい、といった目的には不向きです。成果が出るまで時間がかかります。
- コツコツ更新を続けられない人:半年〜1年、成果が見えなくても記事を書き続ける必要があります。
- 確実な対価がほしい人:書いた分だけ必ず報酬になるわけではありません。ゼロの月もあり得ます。
- 完璧主義で1記事に時間をかけすぎる人:更新が止まりやすく、継続しづらくなります。
- 成果を「数字」で見通したい人:どれだけ書けばいくらになるか、序盤ほど読みにくい副業です。
副業アカデミー代表の小林昌裕氏は、新R25の取材(2019年)で、アフィリエイトを「やってはいけない副業」の第4位に挙げています。
小林氏は金銭的リスクは高くないとしつつ、難易度が高く、何も生まずに終わってしまうケースが非常に多いと指摘し、最初に始める副業としてはあまりすすめないと語っています(いずれも2019年時点の見解です)。
筆者自身も、勢いだけで物販に手を出して在庫を抱えた経験があるので、「調べる前に動いてしまう」怖さは身にしみています。アフィリエイトの場合、その怖さが「在庫」ではなく「報われない時間」という形で積み上がる——ここが厄介なところです。
ただ、誤解しないでほしいのは、アフィリエイトが「悪い副業」だという話ではない点です。あくまで、報酬が出るタイミングとあなたの状況が噛み合うかどうかの問題だ、と筆者としては考えています。
アフィリエイト以外でおすすめの副業7選|相場・月収を比較
アフィリエイト以外の副業は、大きく「すぐ対価になる労働型」と「スキルが積み上がる型」に分けて考えると選びやすくなります。
以下に、代表的な7つを、初期費用と月収の目安つきで整理しました。金額は2025〜2026年時点の一般的な相場であり、実際の収入は案件や個人差、地域で大きく変動する前提で見てください。
| 副業 | 初期費用の目安 | 収入の目安(相場) | 向いている人 |
|—|—|—|—|
| 不用品販売(フリマ) | ほぼ0円 | 単発で数千〜数万円/回 | まず身近に始めたい人 |
| 物販・せどり | 3〜5万円ほど | 規模次第で月数千〜数万円〜 | 手堅く積み上げたい人 |
| データ入力 | ほぼ0円 | 時給換算で最低賃金前後、月数千〜数万円 | 単純作業が苦にならない人 |
| Webライター | ほぼ0円 | 初心者は文字単価0.5〜1円、副業で月3万円前後から | 文章を書くのが好きな人 |
| 動画編集 | ソフト代など | 初心者は1本3,000〜5,000円、副業で月3〜10万円 | 需要の伸びに乗りたい人 |
| スキル販売(ココナラ等) | ほぼ0円 | 出品内容次第で月数千〜数万円 | 得意分野がある人 |
| フードデリバリー | 0円〜 | 1件あたり平均577〜653円、月収は稼働しだい | 体を動かしたい人 |
各行の補足を、根拠となる出典とあわせて1つずつ挙げます。
- 不用品販売:自宅の不要な服や本をフリマアプリで売る方法。仕入れゼロが強みだが、売る物が尽きれば頭打ちになる(フリマ各社の一般的な相場)。
- 物販・せどり:安く仕入れて高く売る商売。稼ぎを元手に拡大しやすい反面、在庫リスクがある(小林昌裕氏の新R25取材/2019年時点の内容を参考)。
- データ入力:単純作業中心で始めやすいが、単価は低め(クラウドソーシング各社の一般的な相場)。
- Webライター:複数の情報メディアの2025年の解説でも、初心者は文字単価0.5〜1円が中心で、慣れると1〜2円へ上がっていくとされる。副業で月3万円から10万円以上を目指すなら、作業量に加えて文字単価を高める戦略が要る(Webライター向け情報メディア各社/2025〜2026年)。
- 動画編集:YouTube編集代行なら初心者は1本3,000〜5,000円程度からスタートし、副業として週末や夜間に作業する場合は月3〜10万円程度が現実的な目標、という解説が目立つ(動画編集スクール・情報メディア各社/2025〜2026年)。
- スキル販売:イラスト・相談・資料作成などの得意を出品する形で、単価は出品内容しだい(ココナラ等の一般的な相場)。
- フードデリバリー:在宅ではないが、好きなときに働ける自由度が魅力。配達員272人を対象にした調査では、配達1件あたりの平均報酬は出前館653円、Wolt610円、Uber Eats592円、menu577円だった(「おいしいデリバリー」=株式会社AMOの調査/2025年3月発表)。

アフィリエイト以外で手堅い副業=物販(せどり)|在庫リスクも正直に
「アフィリエイト以外で、手堅く稼ぐ力もつけたい」という人に、専門家が挙げていたのが物販(ネットせどり)です。
小林昌裕氏は新R25の取材(2019年)で、おすすめ副業ランキングの第1位に「ネット物販」を挙げました。安く仕入れて別の場所で高く売る、シンプルな商売です。
小林氏によれば、物販は初期の買い付け資金を3〜5万円ほど用意すれば、1日1時間くらいの在宅作業でも取り組めるとのこと。稼いだお金を元手に仕入れを増やして拡大できる点も、積み上げ型の魅力として語られています(2019年時点の見解)。
ただし、ここは正直に書きます。物販には「在庫を抱えるリスク」があり、小林氏自身もそのリスクに触れています。
これは筆者の実体験でもあります。売れると思って、たしか2万円ほど仕入れた雑貨が、半分以上そのまま売れ残った。部屋の隅で場所を取り続けたあの箱の光景は、今でも覚えています。
損した金額こそ小さくても、「勢いで始めて在庫を抱える」のは本当によくある失敗です。地味なリサーチを一つ飛ばしただけで、簡単にこうなります。
また、継続して仕入れ・販売を「営業」として行う場合は、古物商許可が必要になるケースがあります。小林氏の取材では、費用は1.9万円ほどで、警察署(都道府県公安委員会の許可)で取得できると説明されています(金額は変動し得るため、最新は公式の窓口で確認してください)。
この手の地味な確認を省かないことが、結局いちばんの近道だと筆者は考えています。
副業詐欺の見分け方と、確定申告が必要な「20万円の壁」
どの副業を選ぶ前にも、「詐欺的な案件を避ける目」と「税金の基礎」は押さえておきたいところです。
まず詐欺の見分け方から。複数の記事が共通して警告しているのが、「スマホをタップするだけ」「誰でも月収100万円」といった、作業内容に対して報酬が異常に高い話です。こうした案件は詐欺の可能性が高いとされています。
Webライターの世界でも、文字単価0.1円のような極端な低単価案件や、「数記事書けば単価を上げる」と言い続けて低単価に縛るクライアントには注意、という指摘があります。
安全な案件は、仕事内容が具体的で、発注元の会社情報がきちんと記載されている、という共通点があります。クラウドワークスやランサーズなどの大手クラウドソーシング経由から始めるのが無難でしょう。
次に税金です。会社員の場合、副業の所得(収入−経費)が年間20万円を超えると、原則として確定申告が必要になります。この「20万円の壁」は覚えておいて損はありません。
会社にバレたくない場合の最大の原因は「住民税」だと、マネーフォワードの記事は指摘しています。確定申告で住民税の納付方法を「普通徴収」にする対策が紹介されています。
ただし就業規則や自治体の運用によって扱いは変わるため、具体的な手続きは勤務先の規定や公式の窓口で確認することをおすすめします。
考察:アフィリエイトは避けるべき?それとも「順番」の問題か
ここからは筆者の私見です。複数の情報を並べて見えてきたことを、3つに絞って書きます。
① これは「良い・悪い」ではなく「順番」の問題
アフィリエイトは、種をまいてから収穫まで時間がかかるストック型の副業です。半年〜1年、収穫ゼロでも耕し続けられる人には、後々の資産になり得ます。
一方、今すぐ数千円でも確実にほしい人には、その待ち時間が重すぎる。そういう人がまず選ぶべきは、動いた分がすぐ対価になる労働型だ、と個人的には考えます。
② 初心者の向き不向きを分けるのは「見通しの立てやすさ」
興味深いのは、小林氏が「やってはいけない」と評したアフィリエイトと、「おすすめ1位」とした物販の差です(いずれも2019年の取材)。前者は成果が読みにくく、後者は仕入れた分の売上が比較的読みやすい。この見通しの差が、初心者への向き不向きを分けているように見えます。
とはいえ物販にも在庫リスク、Webライターにも低単価の壁がある。だから「アフィリエイト以外なら安心」と丸ごと言い換えるのは危険です。
③ 今後は「単価と制度の変わりやすさ」を前提に選ぶ
リサーチャーとして相場を追っていて痛感するのは、誰でもできる作業ほど単価が下がりやすく、制度も突然変わる、という構造です。
たとえばフードデリバリー。小林氏の2019年の取材では時給換算1,500〜2,500円とされていましたが、これは2019年時点の水準です。
その後、2024年5月にUber Eatsが報酬アルゴリズムを改定し、配達1件あたりの報酬が平均500円前後から300〜400円台に下がった、という報告が出ています。制度改定ひとつで、1件あたりの手取りがここまで動くわけです。
さらに象徴的なのが、サービスそのものの消滅です。フィンランド発のWoltは、2026年3月4日をもって日本でのサービスを終了しました。単価どころか、稼ぎ先そのものが丸ごと消えることもある——これが労働型副業の現実です。
裏づけとして、フリーランス協会の白書2025では、配達員の1週間の平均報酬は「1万〜3万円未満」が30.3%で最多でした。派手なイメージとは裏腹に、実態は堅実な水準に落ち着いています。
動画編集やライティングも、AIツールの普及で参入ハードルが下がる一方、同じ理由で単価競争は進むと考えられます。そのなかで生き残りやすいのは、地味でも継続し、少しずつ「稼ぐ力」が積み上がる副業ではないか——というのが筆者の見立てです。
まとめ
アフィリエイトは資産になり得る副業ですが、成果が出るまで半年〜1年かかりやすく、すぐの収入や確実な対価がほしい人には向きません。
アフィリエイト以外の選択肢は、不用品販売やデータ入力のようにすぐ始められるものから、専門家がおすすめに挙げた物販、スキルが積み上がるWebライターや動画編集まで、幅広くあります。相場も、2025〜2026年時点で確認できる範囲の出典とともに示しました。
ただし、物販の在庫リスクやライターの低単価、労働型の単価下落やサービス撤退など、どの副業にもデメリットはあります。うまい話や高額報酬をうたう案件は避け、大手経由で堅実に始めるのが安全です。
自分の「時間・目的・得意」に合うものを、リスクごと理解して選ぶ——地味でも、それがいちばんの近道だと筆者は考えています。
よくある質問
アフィリエイトは本当に稼げないのですか?
稼げないわけではありませんが、時間がかかります。A8.netで1位実績を持つきぐち氏でさえ「ほとんどの人は月1万円以下」と述べており、月5000円まで到達する道のりが長いのが実情です。序盤の無報酬期間に耐えられるかが分かれ目になります。
アフィリエイト以外で一番手堅い副業は何ですか?
断定はできませんが、副業アカデミー代表の小林昌裕氏は新R25の取材(2019年)でネット物販を「おすすめ1位」に挙げています。初期資金3〜5万円、1日1時間ほどで始められる一方、在庫リスクや古物商許可(費用約1.9万円)といった注意点もあります。金額は変動し得るため、最新は公式で確認してください。
副業をすると会社にバレますか?
就業規則や自治体の運用によります。マネーフォワードの記事では、バレる最大の原因は住民税で、確定申告時に「普通徴収」を選ぶ対策が紹介されています。副業所得が年間20万円を超えると原則確定申告が必要になるため、詳細は勤務先の規定や公式窓口で最新情報を確認してください。
